岡部タカノブ
岡部タカノブ さん
「経験は必ず人生の糧になる。」という言葉が印象的だった。
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伊藤佑真
伊藤佑真 さん
2010年12月に新人シナリオライターの登竜門である第36回城戸賞に準入賞(ベスト3に入る)を果たす。
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丸田栄造・あつし
丸田栄造さん・あつしさん
夜景フォトグラファーとして活躍する丸田あつしさん、そして親として多大な影響を与えたグラフィックデザイナーの栄造さん(下八町出身)
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伊藤佑真-フリーシナリオライター

Posted in アーティスト―須坂の財産「ひと」

伊藤佑真氏(フリーシナリオライター)
1989(平成元)年4月、須坂市墨坂(境沢町)生まれ
実家には父母と3つ上の兄が在住。
森上小学校、墨坂中学校、須坂東高等学校を経て日本映画学校を2011年3月に卒業。
2010年12月に新人シナリオライターの登竜門である第36回城戸賞に298作品の中から「カンパイ!」で準入賞(ベスト3に入る)を果たす。

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Q まずは、城戸賞受賞作「カンパイ!」の内容について教えてください。

A 長野や須坂を舞台にニートの主人公が大学生の弟やその仲間たちと地ビール作りで町おこしをしよう!という物語です。主人公は須坂らしいビールを作ろうと様々な試行錯誤を繰り返し、最終的には「焼きシナモンりんごビール」を完成させます。ラベルにアニメキャラクターを採用しながら発売日には長野駅のコンコースが買い求める客で一杯になるんです。でも、地元をアピールするためにリンゴ味で作ったのに、アニメキャラクターでオタクたちを呼び込んで、自分たちのビールが霞んでしまうのに戸惑いを感じながらも、まぁ、美味しいビールがそこにあるから良いかなと納得するんです。

Q なるほど(笑)。地ビールが題材ってところはどんな発想なんですか?

A いや~、実は僕はお酒が大好きで、、、(笑)。自分のふるさとである須坂という町がこういう風に盛り上がってくれたらいいなぁ~という願望も入っています。仕事のあとのビールはうまいって、あたりまえのことかもしれませんが、そういうことを自分の表現方法を使って伝えたい、、、そんな思いもあります。

Q 面白そうなストーリーですね。実際にいま、須坂では比較的若い人たちが地域を盛り上げようと頑張っていますが、こういうことが現実になったら最高ですね。映画化されるのも面白い。

A そうですね。ちょっと古いですが、「白線流し」というドラマやアニメ映画「サマーウォーズ」みたいに放映、上映されることで舞台になった町が脚光を浴びてブームになることはよくあります。NHKの大河ドラマなんかまさに、、、。
自分は須坂があまりにも田舎で都会に対しての憧れもあって上京したのですが、実際に都会に住んでみたことで逆に須坂の良さを見直したということがあります。自分が須坂に対して愛着を持っていることを発見しました。自分のできること、つまりシナリオを書くことで須坂に貢献できることがあるのなら積極的にやっていきたい、そう思うようになりました。単純に須坂がフィーチャーされるという意味でもこの「カンパイ!」が映画化されたら、嬉しくて泣いちゃうかも。(笑)

Q ところで、シナリオライターになろうと思ったきっかけがあるのでしょうか。

A もともと映画が好きで、高校時代には仲間たちと自主制作映画を作ったんですよね。旧上高井郡役所で上映しました。それがとても楽しかったんですよ。で、何かそういうものに関わることをしたいと思っていました。映画製作ってほとんどが、まず最初にストーリーがあって、その中で映像イメージが出来上がっていく。つまりまずはシナリオなんですね。で、自分がオリジナルで何か書く時は、やはり自分の経験、見たことあるもの、そういうことがベースになります。生まれ育った須坂の風景は僕の中に息づいているんで、必然的に長野や須坂が舞台になるんですよ。

Q 最後に今後の予定や夢をお聞かせください。

A いま、僕は長い原作を要約する仕事や携帯で小説を読み進めていくような「ノベルゲーム」のシナリオを書いています。そういう仕事を通して、小説、ドラマシナリオ、映画シナリオ、ゲームシナリオ、マンガ原作とか、どんなメディアでも良いのでデビューするのがまず一歩だと思っています。基本的には映画シナリオライターだと思っていたいという希望はありますが。
小学生の頃はお笑い芸人になる夢を持っていました。政治家、宗教家、メディア関連など自分の考えや想いを多くの人に伝えることのできる人になりたい。そういう意味では、いま一番近いのは小説やシナリオを書くことを通して想いを多くの人に伝えることができるのかな、と。「カンパイ!」の映画化、これが今最大の夢でしょうか。

ありがとうございました。これからも須坂を舞台にしたシナリオや小説を書いてください。それが世に出ることを楽しみにしています。

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伊藤氏はまだ成人になって間もない若者だが、しっかりした考えとふるさと須坂を思う熱い気持ちを感じた。我々はただ単に須坂に住み続けるだけでなく、須坂を故郷として想う彼らのためにも須坂を盛り上げていかなければならないと改めて感じた。
(取材2012.1.20)